~生まれながら~<br>TMSトータルマネジメントサービス(株)宮崎公男
本日は、午後から数件の個別相談があり、今、
オフィスに出社しました。
このような時にでも来ていただける事に感謝
しながら最近のトピックスに関して今日はお話し
したいと思います。
最近、ニュースで賑わせているテーマは、政府が
国民にいくら給付するのか、ではないでしょうか?
1世帯に30万円で落ち着きそうですが、そこには
「住民税非課税」の世帯という条件が付きそうな
気配です。
どのような決定を政府が下したとしても賛否両論が
ありますが、私が政治家だったらどう考えるか
妄想してみました。
その前に、現行の所得税の税率表を見て見ましょう。
政府は、徴収する時は累進課税で徴収するのに還付
する時は、「条件付きの還付」が常套手段ですね。
私だったら、
「各所得に応じた所得税の例えば一律10%を還付」
とした方が平等だと思いますが、いかがでしょうか?
例えば年間の課税所得と所得税額は以下の通りになり
ます。
【課税所得】 【所得税額】 【還 付 金】
・300万円 ⇒20万2500円 ×10%=2万250円
・500万円 ⇒57万2500円 ×10%=5万7250円
・700万円 ⇒97万4000円 ×10%=9万7400円
・1000万円⇒176万4000円 ×10%=17万6400円
・1500万円⇒341万4000円 ×10%=34万1400円
・2000万円⇒520万4000円 ×10%=52万400円
・3000万円⇒920万4000円 ×10%=92万400円
・4001万円⇒1320万8500円 ×10%=132万850円
今回の決定に不満の人は政治家になって諸事これから
の事を改革していけばいいですが、政治家になるつも
りはない人は受け入れなくてはいけないと思います。
しかし、考えてみれば「人」は生まれながらにして
「不平等」から始まります。
裕福な家に生まれた子とそうでない子。これはどうし
ようもありません。
そこに不満を言うよりもそのギャップを埋める努力を
した方が早いですね。
株式投資も実は同じことが言えます。
同じ銘柄を買ったり売ったりしているのに稼げる人と
そうでない人がいる。これはどうしようもありません。
不満を言うより収益を上げるようになるだけの努力を
した方が早いと思います。
TMSトータルマネジメントサービス(株)
代表取締役 ファイナンシャルプランナー
トレーダーズアカデミー札幌校 校長
宮崎公男