【マレーシア視察旅行】<br>TMSトータルマネジメントサービス(株)宮崎公男
5月の暑い日が嘘のように最近の札幌は涼しい日が続いていますが
皆さんお変わりございませんか?
さて、私は今月14日から約1週間マレーシアを訪問してました。
目的は2つありました。
1つ目は、日頃のマネーセミナーでの講義内容で毎月の積立投資は
「外国株式」で、とお話ししていますが、ここに新興国も入れて
良いのかの検証を自分の目で確かめてみたいと思ったから。
2つ目は、退職された人々の移住先としてマレーシアは大変な人気と
聞いていましたのでどんな国かを肌で感じたいと思ったから。
まず、首都クアラルンプールでは建築中の高層ビルがやたらと多いのが
驚きでした。タクシーの運転手の方の情報ですと、建築会社はほとんど
中国の会社だという事。そして、日本からのODA(経済援助)によって
2020年に新興国から先進国への仲間入りを果たす計画を遂行中である
という事。確かに首都は大変な賑わいで活気が溢れていました。
しかし、これはどの国を訪れても感じる事ですが、富める者は益々富み、
そうでない者は益々・・・・、という貧富の差がどんどん開いているのは
このマレーシアでも同じ感じでした。経済成長率で見た場合、4%台の推
移ですので、積立投資の投資先に少し入れてもいいのかな、と感じました。
この辺りは、TMS会員の皆様には10月の「秋の勉強会」で報告しますので
是非、お楽しみに・・・。
では、ここに移住するという選択は有りか無しか?
私の答えは「NO」でした。
交通費は異常に安く、例えばタクシーの初乗りが6リンギット。日本円で
約180円スタート。鉄道も2リンギット。日本円で約60円スタート。
築浅の110㎡を超える豪華賃貸マンションの家賃は6万円程度。
これだけ見れば、非常に安く感じますので生活はしやすいかも知れません。
しかし、食べ物に関しては庶民派スーパーから高級スーパーまであり
庶民派スーパーを利用すれば安く済みますが、きれい好きな日本人から見
ればちょっと敬遠したくなるかもしれません。
レストランも、庶民派食堂の夕食は数百円程度から高級レストランデイナー
は万単位まで、様々です。
投資先としてはこれからの発展も継続すると推測しますのでOKですが、移住
する観点では「食」にあまりこだわらなければOKだと思います。
こんな感想を抱いた国、マレーシア。
今後とも世界を見て、その感想を皆さんに情報提供し様々な角度から「投資」
する際の参考にしていただきたいと思います。
次回は9月にカナダへの訪問を予定しております。
TMSトータルマネジメントサービス(株)
ファイナンシャルプランナー
宮崎 公男