~段取が全て~<br>TMSトータルマネジメントサービス(株)宮崎公男
まだまだ底冷えのする週明けですが、
皆さんいかがお過ごしですか?
こんにちは。
札幌のファイナンシャルプランナー宮崎です。
さて、本日は「段取りが全て」という話を
しようと思います。
皆さんは銀行やノンバンクからの借り入れは
ありますか?
先月、トヨタ自動車が1兆円の融資枠を銀行に
設定したというニュースがありました。
「融資枠の設定」とは、銀行と企業が予め設定
した期間や融資額の範囲内で、企業からの請求
があった場合に銀行が企業に融資を実行する
事を約束した事前の契約の事を言います。
通常、コミットメントラインと言います。
契約期間中であれば企業は融資枠内であれば
直ちに審査なしで融資を受けられます。
これは信用のある企業や個人にしかできません。
手元キャッシュが6兆円もあるトヨタが何故、
借入の段取りをしたのでしょうか?
それは、今回のコロナショックで将来、経済環境
や経営環境がどうなるか分からない部分がある
からです。
どうかなってからの「融資の申請」をしていたら
間に合わないかも知れないから、「予め」の
「段取り」なんですね。
先日、とある企業の社長から
「生命保険の契約者貸し付け」が今回、無利子で
借りれるからその手続きをしたい、と連絡があり
ました。
これも不測の事態に備えての「予め」の「段取り」
で、「流石!!」と思いました。
不足に事態に備えて・・・・・。
年金財源の枯渇
日本円の価値低下
大増税時代の突入
こんな不測の事態に備えて今、それぞれができる事は
何でしょうか?
今回のコロナをきっかけに「予めの段取り」を真剣に
考える時代になってきたようです。
TMSトータルマネジメントサービス(株)
代表取締役 ファイナンシャルプランナー
トレーダーズアカデミー札幌校 校長
宮崎公男